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はじめに結論

  • 見た目の美しさ、ビルドクオリティ、ケーブル、音質、価格。これらのバランスが取れたイヤホン。
  • アマゾン通常価格7,900円(2025年5月時点)以上の満足感を得られる。
  • 1万円以上の物と比較すると、空間表現やケーブルの質などは差を感じる。
  • 長めにエージングをしたい。
  • ドングルDACは使いたい。

特徴

  • ダイナミックドライバーで口径が11.2mmとやや大きめ
  • 振動板がパープルゴールドダイアフラム。他で見かけない振動板。
  • シェルは高透明樹脂素材を3Dプリントで成形。内部の内部の紫の振動板が見える
  • フェイスプレートは手描きのアートパターン。奇抜なデザインが多い中華イヤホンの中では美しさで目立っている。
  • 付属ケーブルはOFC(無酸素銅)シールドケーブル。

仕様

引用元

INAWAKEN DAWN Ms | Purple-Gold Diaphragm Dynamic Driver IEM – Linsoul Audio

ブランド製品名
INAWAKENDAWN-Ms PGM-DD112
感度110 dB/mW
周波数応答範囲20Hz-20KHz
インピーダンス32 Ohms
ドライバー構成11.2mmカスタムダイナミックドライバー
コネクタ0.78mm-2pin
プラグ3.5mmミニジャック

開封

INAWAKEN DAWN-Ms
INAWAKEN DAWN-Msのパッケージ表側
INAWAKEN DAWN-Ms
パッケージ裏側
INAWAKEN DAWN-Ms
フェイスプレートに傷が付かないように、フィルムが貼り付けられていた。昔、もっと高いイヤモニで保護がなくフェイスプレートに傷が付いていたことが有ったので、この配慮は大変嬉しい。

付属品画像

INAWAKEN DAWN-Ms
箱の中身一式。イヤホンケースの中の白いビニールにイヤーピースが入っている。
INAWAKEN DAWN-Ms
付属のイヤーピース。青色のSサイズとMサイズの差がほとんど無い。白色の方はS、M、Lと段階的に大きくなっている。
INAWAKEN DAWN-Ms
付属ケーブル。

本体画像

INAWAKEN DAWN-Ms
フェイスプレート
INAWAKEN DAWN-Ms
フェイスプレート
INAWAKEN DAWN-Ms
フェイスプレート
振動板の色が青色。他とは違う音を出してくれそうで、気分が高まってくる。シュルが実物より白く写っている。実物は下の写真のような透明感がある。
ケーブルのピン穴付近。シェルの透明度はこの写真が実物に近い。
ケーブルのピン穴付近。シェルの透明度はこの写真が実物に近い。
アルミ合金製のドライバーハウジングが見える。
アルミ合金製のドライバーハウジングが見える。

装着感

 ドライバが大きめなので、ハウジングが大きのかと思っていましたが、大きくなく小さくも無く適度な大きさ。
 装着に困る形と大きさではないので付け心地は良好。
 ケーブルは柔らかく取り回しが良い。

イヤーピース

 手持ちのイヤーピースの中で使ってみたのは、TRI 角笛、JVCスパイラルドット、SpinFIt W1、AZLA SednaEarfit Crystal 2 Standard。

 角笛は中華イヤホンのノズル系に合いやすくコスパも良いのでオススメです。S、M、Lのセット(3ペア)販売と、Sだけ3ペア、Mだけ3ペア、Lだけ3ペアの販売もされていて良心的です。アマゾン通常価格が1000円をやや下回り、セール時には700円台になります。

 コスパなら角笛。音質ならSpinFIt W1、筐体を保持力の高さと音質の両立ならAZLA SednaEarfit Crystal 2 Standardと感じました。

音質

エージングとDACは欲しい

 スマホに普通の変換ブーブル、PC直刺しだと奥行きがなく薄っぺらい音に感じました。「なんか違う」と感じたらドングルDACくらいは使ってみて欲しいです。
 

全体の印象

  • 高音域から低音域、音場、分離感とトータルバランスの取れた音
  • バランスの取れた範囲に収まる弱ドンシャリ。
  • DD+BAドライバーのハイブリッドイヤホンのような解像感。
  • 硬い高音なので寒色かと思いきや、全体を見るとややウォームにも感じる。こもった感じは一切ない。
  • 音場はやや狭い。

高音域

  • シンバルの音を聞くとBAドライバーの音っぽく感じた。硬質で輪郭がしっかりしている。

中音域

  • ボーカルはやや奥に感じるが、分離が良いのでボーカルちゃんと浮き上がってくる。
  • やや暖かみのあるボーカル。
  • 息遣いを感じることが出来る。

低音域

  • エネルギッシュな低域。ベース域。
  • サブベース域は存在を感じるが、意識が引っ張られるほどの強さはない。(もっとエージングすれば出てくるのかもと思っている)
  • 弾力と適度な余韻があるが、他の音域にかぶらない。
  • バランスが取れた範囲内での存在感のある低音なので、低音オバケではない。
  • 厳しく見ると定位がやや甘いと言えるのかも。

どうなんだろう?

アマゾン販売ページ

 アマゾン販売ページにはこんな文章が。この部分は実感できなくて「より強い低音?」と混乱している部分です。しっかりした低音とは思うのですが。この部分に過度な期待はしなくていいと思いました。

3Dプリンティングの特別な成形原理を利用
3Dプリンティングの特別な成形原理を利用し、低周波の空気圧をダイナミックドライバーのバックキャビティに導入しています。このアコースティック構造により、バスの音が二重に重ね合わされ、より力強い低音が実現されています

 私はこの部分を読み、低音域に特殊な期待をしてしまっていました。ですが、特別強い訳でもなく変態的な低音でもなく、普通に良い低音で拍子抜けしたのが正直な感想です。そこで感度と抵抗の数値の割にはDACを使ったほうが良いのかな?と思っています。

まとめ

 クセの強い中華イヤホンに慣れていると、それほど目立たない音かもしれません。良く言えばバランスが取れた音。バランスの取れた範囲に収まる程度で中低域に重心がある感じ。その音に美しい見た目がプラスされて、トータルでは非常に満足感が高いと感じました。

リンク

INAWAKEN DAWN Ms | Purple-Gold Diaphragm Dynamic Driver IEM – Linsoul Audio