RC1最高

 HHKBからRC1に移行して、カーソル操作が大変楽になったことを感じている。Fn同時押しの時に頭のエネルギーの一部を奪われていたようだ。本当に全く思考を途切れさせずにカーソル操作に移れる。

ちょっとだけHHKBに戻ってみると

 試しに少しの時間だけHHKB US配列に戻ってみると、実に操作がしにくい。JISのRC1とHHKB US間の移動だからという問題は、主に記号を打つ時に表れてくるので、この場合はあまり考えなくてよい。HHKBは頭を使って打っているようだ。

もうちょっと使い続けると

 そのまま打ち続けていくと、体が動きを思い出してくる。頭のエネルギーはともかく、筋肉の動きがとても少ない。
 HHKBは肘から先だけを動かしてカーソルを動かしている。

 RC1は人差し指、中指、薬指の三本でカーソルを動かしているので、肩から先全体の動きが生じている。指の動きもHHKBのカーソル操作時よりも上下に大きく動かして打っている。Ewin タッチパッド付き折り畳み式キーボードEW-RB023の誤タップ問題にもつながる内容で、エンターキーを中指でターンと叩いている人は、腕を右に動かし上まで動かしてからターンと叩いている。

 HHKBの筋肉をあまり動かさないタイピングをした後に他のキーボードに移ると、まるで上半身全体でタイピングしているように感じる時がこれまであった。肩から動かす右手のカーソルキー付近までの動きと、上下の指の動きが大げさになるのだろう。

 最小限の動きでヒットを打つイチロー(HHKB)と、力を入れて豪快にバットを振るメジャーリーガー(RC1)の姿が頭に浮かんだ。

 この動きの差がHHKBから抜け出せない人を作っているのだろうか。

とことんHHKBを使いこみたい

 HHKBに馴染んできたと思ってから、そこからさらに無駄のない動きでタイピングする練習をしていくと、ある時急に輝き始めるのだろうと思い始めた。余計なエネルギーを使いながらHHKB US配列を使っている自覚があるので、しんどいのだが。

 HHKBはこんなもんだろうと、分かったような気になっていたが、RC1を使ってみることで、HHKBにはまだまだ先のステージが用意されていることに気が付いた。時間をかけて向き合うだけの価値があるキーボーです。HHKBは。

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