目次
はじめに
TAGO STUDIOのT3-02は良い音だと評判のイヤホンだが、筐体が大きく装着感が悪い。そうなるとイヤーピースでうまく保持出来ないかという話になる。そこでT3-02のレビューをネットで探すと、AZLA SednaEarfitをお勧めしているが販売終了。それなら自分の持っている中から探すしかない。音質についてレビュー出来る耳を持っていないので、装着できたものを記録するに留めておく。
SpinFit CP100
これは所有していないが、おそらく標準添付されているのはこのイヤーピース。
軸は透明感の無い白色。
これが自分の耳に合わなかったら、イヤーピースを探す旅に出ることに。
SpinFit CP100+
CP100の上位版。医療用グレードのシリコンを採用。
SS、S、M、L、XLのサイズ別の販売。4個(2ペア)が1つのパッケージ。S、M、Lの混合パッケージはなさそうだ。
軸はサイズ別の色になっている。Mサイズは透明感のある赤色の軸。
CP100より傘部分が柔らかい。CP100より密着感と保持力が増す。
SpinFit W1
医療用グレードのシリコンを採用。ノズルを完全に覆う構造で、新技術「ダブルウェーブ加工」により耳から外れにくく、長時間付けても快適 らしい。
S、M、Lのセット(各1ペア)販売のみ。
CP100+より傘部分が柔らかく、ペトペトとわずかに肌にくっ付くような感じがする。CP100より密着感と保持力が増す。
JVC スパイラルドット
この中では一番安価。私はこれでいいと思うのだが、音が分かる人達は、このイヤーピースを好まないことがあるようだ。
AZLA SednaEarfit
AZLA SednaEarfit CrystalやAZLA SednaEarfit Crystalではなく、AZLAの名で出た一番最初のAZLA SednaEarfit。現在販売されていない?
T3-02の情報をネットで探すと、このイヤーピースをお勧めしているレビューが多い。
Acoustune (アコースチューン) AET07
これも使えるが、生産終了品。サイズ別に3ペアで1つのパッケージ。
AEX07に移行したようだ。AEX07は持っていないので装着できるかは未確認。
上位版のAEX70も恐らく使用可能と思う。
Final Eタイプ
Finalの標準的なイヤーピース。イヤホンのノズル径よりも、イヤーピースの傘部分の内径が小さい。空間が狭くなり暗い印象の音になった。ノズルに装着できても、このイヤホンの良さが弱まってしまう。
まとめ
私の耳ではSpinFit系が一番耳の奥まで入る。JVCスパイラルドットとアコースチューンAET07は耳の入り口に蓋をするような装着感。AZLA SednaEarfitは、それらの中間の位置、もしくはSpinFitと同じくらいの位置に収まっているようだ。画像で見るとAZLA SednaEarfitの方が奥まで入りそうに見える。だが、軸と傘のつなぎ目で曲がって奥まで入るSpinFitのような柔軟性が無く、途中で止まってしまう。標準添付の物とほぼ同じ位置まで入るなら、SednaEarfitが多胡邦夫が望んだ音に近いのだろう。
標準添付のSpinFitが耳に合わなかったら、スパイラルドットかアコースチューンが候補になる。標準の物と材質違いのSpinFit CP100+、SpinFit W1に賭けてみるのもアリかも。材質が違うのでフィット感はよくなる。
ノズル口径の太いイヤホンに装着し、耳の奥まで届くイヤーピースの選択肢はとても少ないようだ。イヤーピースの選択肢の少なさも、「このイヤホンは装着感が・・・」と言われることに繋がっているのだろう。