はじめに

 iPad用のケースを探している時に、iPhoneやiPadのケースで有名なMOFTさんからApple Watch用マグネット式シリコンバンドが発売されていたのを発見したので購入してみました。

 リバーシブルならではの良さを体験できて、良い製品と思いましたので記事にしてみました。

特徴

  • 5つのカラーバリエーション
  • 1本バンドから4パターンの色の組み合わせが可能
  • 独自の両面マグネットを採用。裏表どちらの向きでも楽々装着可能
  • 素早く着脱&無段階のサイズ調整
  • 小さな凸凹加工を施した高品質シリコン製で快適な着け心地

対応機種

バンドサイズ42mm

  • Series1~3の38mmモデル
  • Series4~6の40mmモデル
  • Series7~9の41mmモデル
  • Series10、11の42mmモデル
  • SE&SE2&SE3の40mmモデル

バンドサイズ46mm

  • Series1~3の42mmモデル
  • Series4~6の44mmモデル
  • Series7~9の45mmモデル
  • Series10~11の46mmモデル
  • Ultra &Ultra2&Ultra3の49mmモデル
  • SE&SE2&SE3の44mmモデル

念の為、購入前には以下のURLで確認してください。
引用元 MOFT公式サイト製品仕様より
https://www.moftjapan.com/products/snap-apple-watch-band?variant=46630751043841

サイズ

大(46mm)、小(42mm)の2サイズあります。私が購入したのは42mmの小さい方です。

バンドサイズ42mm

ロングバンド:113.5*20.5*2.2mm
ショートバンド:107.5*20.5*2.2mm
重さ30g

実測では長さがロングバンド112mm、ショートバンド106.5mmでした。

バンドサイズ46mm

ロングバンド:125.5*22.5*2.2mm
ショートバンド:107.5*22.5*2.2mm
重さ33g

引用元 MOFT公式サイト製品仕様より

https://www.moftjapan.com/products/snap-apple-watch-band?variant=46630751043841

良い点

サイズ調整が無段階

 MOFTのバンドはマグネット式で微調整可能。穴にピンを通すバンドだと、穴と穴の中間で留めたいと思っても出来ませんが、マグネット式のこのバンドなら穴の位置に縛られること無くサイズ調整可能です。

リバーシブルなので、予備バンドを持ち歩かなくてもその場でカラーチェンジ出来る

 通常のバンドでオレンジのバンドとミストブルーのバンドの2種類を購入すれば、この製品と同じように4パターンの組み合わせを楽しむ事ができます。しかしカラーチェンジするためには使っていない方のバンドも手元に用意しておく必要があります。外出時に予備のバンドを持って行く人はまれでしょう。つまり外出先で気楽に付け替えなんか出来ないのです。

 ところがリバーシブルならもう一つのバンドを持ち歩いていなくても、カラーチェンジしたい時に出来るのです。替えたい気分の時にその場でチェンジ。これがとても嬉しい。

外側全部シリコンで金属部が露出していないので、他の道具を傷つける心配がない

 アップル純正のシリコンバンドはピンを通してバンドとバンドを固定するため、金属のピンが外に飛び出します。ノートPCを使っているとパームレストに金属のピンが当たってしまう場合があります。全部がシリコン製なので、Apple Watchを着けたままでも他の道具を傷つける心配がありません。

バックル部分の膨らみがない(袖に収まりやすい)

 革バンドの尾錠や定革と言われるパーツが存在しないので、手首内側のバンドが2枚重なる部分が膨らみません。膨らまないことで長袖着用時に袖に収まりやすくなります。

価格が高すぎず安すぎず質感も高い(2025年9月時点)

 アップル純正のシリコンバンドは6,800円(税込)です。対してこの製品はMOFT公式オンラインストアで5,880円です。
 アマゾンでは1000円台でバンドが売られているので、それらと比べてしまうと高価です。しかし2種類のバンドを買ったような使い方が出来て、アップルウォッチと噛み合わせる部分もしっかり作られています。装着していて高いとは感じていません。

MOFT Apple Watch用マグネット式シリコンバンド コンパチブル
AppleWatch本体と結合する部分の動きも良好

ワンパッケージで2色分のバンドとして使えるお得感あり

 私が購入したサンライズオレンジxミストブルーなら、サンライズオレンジのバンドとミストブルーのバンドの2つを購入したような使い方ができて、お得感があります。
 カラーパターンは4通りになって、裏返すだけでカラーチェンジできます。
 形は同じでも色が変わると視界に入った時に別の時計を着けているような気分になって、サードパーティ製のバンドが豊富なApple Watchを使っていてよかったと思っています。別カラーも購入したくなります。

イマイチな点

蒸れる

 純正シリコンバンドの形状と異なり、腕に触れる側の形状が真っ平らです。そのためバンド幅分だけ腕に密着して蒸れる感じがします。肌との密着面積が少なくなる形状のシリコンバンドと比較すると、MOFTのものはバンド幅分だけ密着面積があるため不利です。

ただし、蒸れる蒸れないは以前使っていたバンドとの違いや、締め方の影響もあります。人によっては蒸れないと言う人もいると思います。

MOFT Apple Watch用マグネット式シリコンバンド コンパチブル
このように腕と触れる部分が凹んでいると、肌との接触面積が小さくなる。 これと比べるとまっ平らな板状なので接触面積が増えムレを感じる。

サイズの微調整が意外と難しい(慣れると出来ます)

 MOFTのバンドは穴に縛られないマグネット式なので微調整可能ですが、微調整の方法は一度はがしてから貼り直すことになります。下の画像のようにずらして調整が出来ません。

磁力で張り付いてしまうので、こんなかんじに滑らせるようにズラす事ができない。
MOFT Apple Watch用マグネット式シリコンバンド コンパチブル
磁力でくっついてしまうので赤い矢印の方向にズラしてサイズ調整出来ない。 青い矢印の方向に剥がしてから巻き直して調整する。

シリコンバックル(遊革)が使いにくい(動かしにくい)

 2枚のバンドの厚さとシリコンバックルの内径がピッタリなので、ハメにくく外しにくいです。2枚重なっている部分まで移動させるのは簡単ですが、重なっている箇所に被せるのに手間取ります。片手だけでシリコンバックルを動かすことになるので。
 激しい運動をしないならバックルは外してしまうのが気が楽です。

MOFT Apple Watch用マグネット式シリコンバンド コンパチブル
シリコンバックル内径に遊びがない。

表面のシボ加工で安っぽく見えない

 表面に細かい凸凹加工があって、シリコンバンド特有のノッペリした安っぽさがありません。
この加工がなくてツルツルだと、オモチャっぽく見えると思います。

MOFT Apple Watch用マグネット式シリコンバンド コンパチブル
シボ加工のお陰で安っぽさがない。

オススメできる人

  • カラーバリエーションを楽しみたい人
  • 思いついたらその場でバンドカラーを変更したい人
  • バンドの金属部分でノートPCのパームレストを傷つけたくない人
  • 袖口の収まりが良いバンドが欲しい人(バックル部分が盛り上がらない、2枚重なる部分が薄い)
  • 水や汗で濡れても問題ないバンドが欲しい人

さいごに

 はっきり言ってApple Watchには飽きていましたし、ダサいと思っていました。しかしこのバンドを付けてみて、その印象は変わりました。Apple Watchを外して手を洗ったタイミングで裏表を替えてみた時に、時計そのものを取り替えたような気分になって楽しくなりました。
 リバーシブルなので交換相手となるバンドを持ち歩く必要は無く、その場でカラーチェンジ出来る便利だし、とても楽しい体験が出来るバンドです。バンド購入の際には選択肢に入れてもらいたいと思います。

リンク

MOFT公式
https://www.moftjapan.com/products/snap-apple-watch-band