目次
はじめに
このケーブルの特徴は2つ。
- 液晶ディスプレイが付いている
- マグネット式で切り離し可能な端子
ディスプレイが有ることのメリット・デメリットと、マグネット式端子のメリット・デメリット。この4項目を中心に書いています。
ディスプレイのメリット
- 端末をスリープ解除しなくてもディスプレイの数字が大きければ充電中だと分かる
- 充電不良の疑いがある端末に刺して、通電チェックできる
着用して1分も経たずにバッテリー不足の警告を出すワイヤレスイヤホンを、このケーブルで充電してみました。ディスプレイには0W。時々1Wと表示されています。イヤホン側が電気を受け入れていないことが分かりました。
ディスプレイのデメリット
- 端子周辺が大型化してケーブルが刺さらないガジェットも有る
マグネット式のメリット
最大のメリット 機材の背面にケーブルを抜き差しするのが楽
実際に使ってみて感じた最大のメリットが、機材の背面にあるUSBの穴にケーブルを刺すときです。HHKB、REALFORCE RC1の様な有線キーボードは筐体の向こう側にUSBの穴があります。そこにケーブルを刺す時に、マグネット式は大変便利と感じました。手探りで穴を探して刺していたのが、磁力で誘導してくれて一瞬でケーブルを繋げることが出来るのです。
刺したり抜いたりする時に、充電端子に負担がかからない
ケーブル抜き差しの回数を少しでも減らす必要があればの話です。
ケーブルを引っかけても、机から端末を落とさなくて済むかも
昔のMacBookがマグネット式の充電ケーブルでした。磁力で付いているだけだから、ケーブルを引っかけてもMacBookから簡単に外れて、MacBookを引きずり落さない。そんな話がありました。
このCIOのケーブルもMacBookなら重いので、引きずり落す前にケーブルが外れてくれます。スマホだとケーブルが引っ張られると飛んでいきます。
先端部分だけ複数購入しておけば、ケーブルは1本で対応できる?
充電する端末が少ない。もしくは同時に複数の端末を充電しない。それならケーブル1本と先端部分を複数個買っとけばケーブルの本数が減らせそうです。
私は朝晩に複数端末を同時に充電するので、ケーブルは複数本必要です。
マグネット式のデメリット
- すぐ外れてしまって充電停止になる(カバン内でモバイルバッテリー使用時に注意)
- 端子周辺が大型化してケーブルが刺さらないガジェットも有る
カバンの中で充電していると外れてしまって充電停止になる(外出時モバイルバッテリーで充電する時に注意)
一番困ったのがこれです。
パターン1
マグネット式ケーブルをモバイルバッテリーに使うとします。スマホにはマグネット端子の先端部分が刺さっているので、そのまま充電開始できます。しかしカバンの中では色んな方向に力が加わってケーブルが外れてしまいます。
パターン2
パターン1では充電できていなくて困りそうなので、モバイルバッテリーには通常ケーブルを付けます。スマホにはマグネット端子の先端部分を装着している。充電する時にはスマホからマグネット端子を外して通常ケーブルで充電します。取り外したマグネット端子をどこに保管するか迷いました。どこに入れても無くしそうです。
マグネット端子の紛失の可能性を受け入れるか、充電失敗の可能性を受け入れてマグネット式ケーブルで充電するか。この2択です。
どちらのパターンもスマートではありません。
室内でのみ充電しているiPadやMacBookでは問題のないケーブルに見えていたのですが、外出中に充電するスマホとモバイルバッテリーの組み合わせで、なんともスッキリしない印象になりました。
刺さらないガジェットも有る
端子の基部が太くなり、iPadやスマホのケースによっては刺さらないことがあります。ソニー ワイヤレスイヤホン WF-1000XM3の充電ケースのはケーブルが刺さりませんでした。
XM3はバッテリーが劣化して充電頻度が増したため、コネクタ部分に負担をかけないマグネット式ケーブルの購入のきっかけになりましたがケーブルは刺さりませんでした。マグネットの端子部分だけを刺すことは出来ます。
ESR iPad Pro 11インチ ケース Rebound 360シリーズ 縦置き/横置きスタンド。これを使っています。このケースでは使用可能でした。
心配なこと
マグネット周辺錆びない?
アンドロイドスマホにマグネット端子を刺したまま、夏場に手に持って歩いています。通常のケーブルでは触ることのない部分に直接触れています。汗で壊れないか心配です。
まとめ
- ディスプレイは有っても無くてもいい。通電確認のためのマグネット式ではないディスプレイ付きケーブルが1本あると良いかも。
- 機材の背面にケーブルを抜き差しすることが有るならマグネット式は便利
- 有線・無線の両方で使用するキーボードには最適。HHKBやREALFORCE RC1など。
- 室内だけでの使用なら問題は少ない。端末のケースや充電口周辺の形状に注意
- モバイルバッテリーに付けて外で充電するときは、外れやすいのを受け入れるしかない。
- もしくは、通常ケーブルで充電して、その間マグネット端子は無くさないように保管場所(専用ポケット等)を決めておく
私は外出時のモバイルバッテリー使用時に、このケーブルの使いづらさを実感しました。
手持ちのUSB-Cで充電できるものすべてをマグネット式のケーブルで統一することは難しいでしょう。どうしても普通のケーブルが必要な場面は出てきます。
マイナス面について多く書いてきましたが、マグネットでパチッと付ける時の音が気持ちよく楽しく使えています。必要性の低い、趣味のツールです。
ちょっと注意事項
ディスプレイ部分には、保護のための薄く柔らかい透明フィルムが付けられています。このフィルムを剥がさずに使って、ディスプレイに簡単に傷が付いたと勘違いしている人がいるようです。フィルムを剥がした後、ディスプレイを爪で擦った程度では傷だらけにはなりませんでした。
リンク
このESRのケースでは使用可能でした。
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