はじめに

 今回はEPOMAKER P75ワイヤレスアルミメカニカルキーボード(Silver, Zebra Switch)のレビューです。少し前にEPOMAKERのGalaxy70もレビューしています。P75の方が筐体がコンパクトでキー配列も馴染みやすいと思います。
 なお、2.4Ghzドングルを使った無線接続は使用していません。

サイズ・重量

サイズ:324 x 136 x 45mm
重量:1.65kg

化粧箱のサイズ:370x185x60
配送に使われたアマゾンダンボールのサイズ:460x320x75mm 平べったく大きい箱でした。

付属品

説明書、キープラー、ケーブル、予備のキースイッチ、キーキャップ(青色のキーを全部白に交換できる。)
Mac用のキーキャップは無し

接続方法

  • Bluetooth接続3台、USBドングルを使った2.4Ghz接続1台、有線接続。
  • 接続方法の切換えは物理スイッチで行います。
  • 接続の切換えはショートカットで行います。
  • 技適認証取得済み

 説明書にはFn+Q、W、EでそれぞれのBluetooth接続先に。Fn+Rで2.4Ghz接続に切り替えると記載があります。しかしスイッチが有線接続の位置にある時に、これらのショートカットキーを使っても有線接続のままです。ショートカットによる切り替えは、Bluetooth接続時に接続先を切り替えるときに使います。

P75の背後。左から子機収納場所、接続方法切替スイッチ、USB-Cポート。中央にあるスイッチを右にすればBluetooth。真ん中にすると有線接続で、左にすると2.4Ghz接続。
P75の背後。左から子機収納場所、接続方法切替スイッチ、USB-Cポート。中央にあるスイッチを右にすればBluetooth。真ん中にすると有線接続で、左にすると2.4Ghz接続。

筐体

  • 筐体の銀色は塗装ではない。剥がれる心配なし。すでにぶつけてしまって確認済み。
  • アルミの塊にキーが植え込まれたような、キーボードらしからぬ重量感と安定感。
  • スタンド無し。傾斜角度変更不可。

キースイッチ

Switch NameZebra S witch
Switch typelinear
Upper case materialPC
Bottom case materialNylon
Stem materialPOM
Spring length21mm
Pre-travel1.8±0.3mm
Total travel3.8mm
Actuation force40±5gf
Bottom-out force45±5gf
Lifespanabout 50,000,000 keystrokes

引用元:EPOMAKERの商品販売ページ

打鍵音・打鍵感

  • アマゾン販売ページにある動画

3分ごろからWisteria Tactile Switch。3分45秒ごろからZebra Switchの打鍵音https://www.amazon.co.jp/vdp/29d9cbb3219a48c3a3891b39e1dc8a4d

前半Zebra Switch、後半Wisteria Tactile Switch
https://www.amazon.co.jp/vdp/2101ef0a95464bc8ac9eb28b58d8a12e

  • 動画受けする打鍵音
  • カツカツと音が高い
  • 音量は大きめ
  • Galaxy70のコトコトした音の後で聞くと、随分と固く高い音に感じる。
  • 反響音は無い。ノブの押し込みも硬めのゴツッという音で反響音ではない。
  • キーの押し込みは大変スムーズ。
  • ガスケットマウント構造でたわんでくれるとはいえ、底打ち感はあり長時間タイピングは疲れる。

キー配列

  • 75%キーボードとしてはよく見かける配列
  • Homeの裏(Fnレイヤー)にEnd、PgUpの裏にPrint、PgDnの裏はPauseがデフォルトで割り当てられていて一通り揃っている。
  • カーソルキーとエンター・右Shiftの間に隙間があり誤爆しにくい。

EPOMAKER P75 Driver(キー配列等変更Webアプリ)

 ブラウザ上で動作するアプリを使って各種設定を変更出来ます。PCにインストールする必要は有りません。有線接続が必要です。

ml.hsgaming.cn

Key Setting

  • ノブにはデフォルトでボリュームアップ、ダウン、ミュートが割り当てられています。設定アプリではボリューム関係とRGB制御の機能を割り振ることが出来ます。一般的なキーをノブに割り当てることは出来ません。
  • Fnに他のキーを割り当てることが出来る
  • Fnを他のキーに割り当てることが出来ない(割り当てキーの選択肢にFnが無い)
  • デフォルトでRGB制御やBluetooth接続先切り替えに割り当てられているFnレイヤーのキーにも、自由にキーを割り当てることが出来る。
    • Galaxy70と違うこの点が大変便利

キー配列変更画面の画像

 割り当て可能なキーの一覧が分かるスクリーンショットを掲載しておきます。

EPOMAKER P75のキー配列変更 その1
EPOMAKER P75のキー配列変更 その1
EPOMAKER P75のキー配列変更 その2
EPOMAKER P75のキー配列変更 その2
EPOMAKER P75のキー配列変更 その3
EPOMAKER P75のキー配列変更 その3
EPOMAKER P75のキー配列変更 その4
EPOMAKER P75のキー配列変更 その4
EPOMAKER P75のキー配列変更 その4-2
EPOMAKER P75のキー配列変更 その4-2
EPOMAKER P75のキー配列変更 その5
EPOMAKER P75のキー配列変更 その5

Key Lighting

LED点灯パターンの選択が可能

Macro List

マクロ設定。全く使い方が分かりません。

Global Settings

初期化とスリープタイム(省電力)の設定
スリープタイムについては次項目参照

スリープタイム(省電力設定)

EPOMAKER Galaxy70の時に、LEDが消えてもBluetooth接続は切れていなかったので、今回も調べてみました。

アプリの表記LED消灯までの時間Bluetooth切断までの時間
1min1分30分
3min3分33分
5min5分35分
10min10分40分
20min20分50、55、60、90分
30min30分60分
DO not sleep

 20分設定の時だけBluetooth切断までの時間が毎回異なりました。約60分かけて見張っているのが大変なので、これ以上のチェックは止めておきます。

スリープ解除時の入力取りこぼし

 最初の一打はスリープ解除してPCとの再接続を試みるための1打になります。最初の1打と再接続完了までの数文字は入力されません。
 スリープ解除の1打目から全て入力されるというレビューをどこかで見るかもしれませんが、LED消灯の時点でスリープしたと勘違いしているだけなので注意してください。LED消灯してからBluetooth切断までの間もPCから見るとバッテリー残量は減っていました。

良い点

  • デフォルトでRGB制御やBluetooth接続先切り替えに割り当てられているFnレイヤーのキー(カーソル、バックスラッシュ等)にも、キーを割り当てることが出来る。
  • 反響音の無い澄んだ打鍵音
  • 安っぽく感じる部分がない、大変しっかりした物体としての作りの良さ
  • 作りの良さのわりに1万円台で購入できるコストパフォーマンスの高さ
  • Bluetoothで3台接続、ドングルを使った2.4ghzワイヤレス、USB-C有線接続と接続方式が豊富

イマイチな点

  • 打鍵の音量が大きいので、連続使用時間が長いと耳から疲れてくる。
  • スリープタイムの設定が雑
  • LEDバックライトを点灯させているとバッテリーの減りが早い

どんな人にお勧め?

  • 1万円台で金属筐体のどっしりした打ち心地のキーボードが欲しい人
  • 打鍵音をハッキリ聞きたい人
  • キー配列変更の自由度が高い(VIA対応ではないが)キーボードが欲しい人
  • 好みのキースイッチに交換できる質の高い筐体が欲しい人

まとめ

 マイナス要素が少なく完成度の高いキーボードでした。
 先日レビューしたEPOMAKER Galaxy70は、マイナス要素がそこそこありました。それを打鍵音の好みが上回れば買い。音に恋すれば買い。そんなキーボードでした。
 今回のP75は逆です。打鍵音以外は誰が触っても質が高いと感じるでしょう。1万円台のキーボードとは思えないくらいの完成度です。打鍵音は音量大きめで好みが別れます。
 造りがしっかりしているので、キースイッチを交換するベースにするなら向いている筐体です。

少し前にEPOMAKERのGalaxy70もレビューしています。そちらもぜひご覧ください。

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