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はじめに結論

1万円台で有線イヤホンを探しているなら「これを買っておけば間違いなし」と言える傑作。
広い音場。クリアな高音域。分離の良い中音域、前に来るボーカル。厚み、余韻のある低音域。

特徴

  • 新開発10㎜ベリリウム振動膜ダイナミックドライバー
  • 広いサウンドステージとパワフルな低音
  • 北米産ホワイトメイプルウッドを使用したフェイスプレート
  • 亜鉛合金筐体
  • 銀メッキ高純度無酸素銅線による伝送レス向上

仕様

引用元

01diverse.jp SIVGA Que 鵲 ベリリウム振動膜 1DD インイヤーモニターイヤホン VGP2025 受賞

ブランド製品名
SIVGAQue 鵲
ドライバー構成10mm ベリリウム振動膜ダイナミックドライバー
感度108dB ±3dB
周波数応答範囲20Hz-20KHz
インピーダンス32 Ohms
磁気回路システムシングルマグネットデュアルキャビティ
筐体材質亜鉛合金、メープルウッド
ケーブル長さ1.25m
ケーブル素材銀メッキ高純度無酸素銅線
コネクタ0.78mm-2pin
プラグ3.5mmミニジャック

開封

Sivga Queの開封
Sivga Queの開封
Sivga Queのパッケージ裏面
Sivga Queのパッケージ裏面
Sivga Queの木製フェイスプレート
Sivga Queの木製フェイスプレート。北米産ホワイトメイプルウッドを使用している。
この画像が実物の色に一番近い。

付属品画像

Sivga Queのパッケージの中身
Sivga Queのパッケージの中身はこんな感じ。

本体画像

Sivga Queの木製フェイスプレート
この画像は実物より茶色が濃く映っている。
SIVGAの文字はプリントではなく、フェイスプレートに刻まれている。
Sivga Queのフィルターは金属製。
Sivga Queのフィルターは金属製。
Sivga Queの金属筐体。
Sivga Queの金属筐体。
Sivga Queの金属筐体。2Pin差込口は凹んでいる。
2Pin差込口は凹んでいる。
Sivga Queの金属筐体。

装着感

 形は悪くないけど重さにより痛くなるかもしれません。

  • ハウジングはやや重い。耳の穴のイヤホンの重みを支えている部分が痛くなる可能性はある。私は右耳だけ痛くなります。
  • 重みからくる不安定さを解決しようと、イヤーピースを色々検討することになるかも。
  • イヤモニ型としては中程度の大きさ。 
  • ケーブルは太くやや硬い。そして重みを感じる。

イヤーピース

 手持ちのイヤーピースの中でノズルに無理なくハマるのは、TRI 角笛、JVCスパイラルドット、SpinFIt W1、AZLA SednaEarfit Crystal 2 Standard、ディープマウントイヤーピース ZONE。

 角笛は中華イヤホンのノズル系に合いやすくコスパも良いのでオススメです。S、M、Lのセット(3ペア)販売と、Sだけ3ペア、Mだけ3ペア、Lだけ3ペアの販売もされていて良心的です。アマゾン通常価格が1000円をやや下回り、セール時には700円台になります。(2025年5月時点)

 コスパなら角笛音質ならSpinFIt W1、筐体の保持力と音質の両立ならAZLA SednaEarfit Crystal 2 Standardと感じました。

音質

全体の印象

とにかく音圧をしっかり感じ迫力があります。そして暖かみのある余韻と解像感を両立させている。

明るく高音域と強い低音域。それに、前に来る分離の良いボーカルがミックスされて、全体的に強い音が出ていると感じます。

音場が広く、音の広がっていく様子が心地よいです。

スローな曲では、厚い低音がどっしりと土台を作り、ボーカルを中心にとても安定感があります。

あえて悪い点を上げれば、余韻・残響があるためにハイペースなメタル、EDMでは低音がもたつきを感じます。しかし、高音域と中音域の解像感が良いため聞けないほどではなく、音場の広さと強い音圧のおかげでQueのメタル、QueのEDMとして楽しむことは出来ます。

高音域

滑らかで伸びる高音。
シンバルの金属音は余韻がきれいに出る。エッジに丸みを感じるが埋もれず、他の帯域と程よく分離していて捉えやすい。
シャリつかない。刺さらない。

よく伸び、明瞭さがある。それでいて優しさがあり、嫌な刺激が無い高音域。

中音域

ボーカルの位置が近く、中心に存在している。その周囲にバンドメンバーが居る様子が目に浮かぶ。
演奏とボーカルの分離がしっかりしている。
男性ボーカルに厚みと迫力が感じられる。

低音域

量感たっぷりで余韻がある低音。
重低音もしっかり出してくれ振動を感じる。
ふっくらしながら弾力がある。
迫力があるが攻撃的ではなくて、優しい低域。

良い点

フェイスプレートも金属筐体も質感が良い。販売ページの画像で見るより美しい。
迫力と優しさ、余韻と解像感が両立したサウンド。
これだけの音質、筐体の質感、付属品が1つのパッケージになって約13,000円は安い。

イマイチな点

 筐体とケーブルがやや重い。音質は良いけど、重いから装着感がイマイチと感じる人はいると思います。私の場合は右耳側だけ重みで下に引っ張られる感覚があり痛くなってしまいます。私の右耳と同じような耳をしている人は装着感に難ありと感じるだろうし、私の左耳と同じような耳なら特に気にならないでしょう。
 取り回しの良いケーブルに交換しようとしても、絶妙なバランスの音に仕上がっているので下手に交換しないほうがよさそうです。

 バランス接続したい場合は、純正の4.4mmバランスケーブルが販売されています。

どんな人におすすめ?

オススメ出来る人

  • ボーカルを楽しみたい人
  • ポップス、ジャズを中心に聞く人
  • スローテンポな曲を聞く人
  • 疲れにくい音を出すイヤホンを求めている人
  • 1万円台の予算で付属品込みで良いイヤホンが欲しい人

オススメ出来ないかも

  • カリカリの解像度感を求める人
  • 電子音の曲を刺激を求めて聞く
  • 速いテンポで低音の連打のある曲をよく聞く人

さいごに

 今回の記事を書くことでQueの音を自分なりに文章化して見たわけですが、書くまではこのイヤホンの高音域の良さを分かっていませんでした。書き始めるまでは広い音場にベース音の残響と前に来るボーカルと全体的な音圧と暖かみが特徴と思っていました。しかし、書きながらじっくり聞き直してみると、高音域の絶妙な調整が一番の特徴かもしれないと思うようになりました。高音域を楽しむイヤホンではないですが、一番工夫したのが高音域なのでは?という感じです。

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