はじめに
今回はAnkerのワイヤレスイヤホン、Soundcore Liberty 5のレビュー記事です。1万円台のワイヤレスイヤホンの中では非常に評判が良く、気になっていました。
実際に使ってみると、評判に違わぬ良い製品でした。しかし、ごく一部、私にとっては不便な点もありました。それでは、Liberty 5がどんな製品だったのか見ていきましょう。
「専用アプリのスクリーンショットと設定項目の説明」のところで画像を多用しています。スクロールさせるのが大変だと思います。興味のない人は目次に戻って読みたい部分にジャンプしてください。
最初に結論
- 万能型、全部入りガジェットイヤホン。
- 集中するためのアイテムとして激押し出来ます。
- 電車・バスでの移動中。カフェで自分の世界を作って作業に没頭するのに最適。
使用バージョン
2026年6月時点
Soundcore アプリのバージョン 5.0.01 ファームウェア 0.4.90
ペアリング、リセット方法
ペアリング方法(1台目のデバイスと)
充電ケースのフタを開けると白色LEDが点滅し自動的にペアリングモードに入る。
2台目以降のペアリング方法
- 左右のイヤホンを充電ケースに戻し、ケースの蓋を開けたままにする。
- 充電ケース内のボタンを3秒間長押しする。
リセット方法
- 両方のイヤホンを充電ケースに戻し、蓋を開けたままにする。
- LEDインジケーターが白く3回点滅するまで、充電ケース表面にあるボタンを10秒間長押し。
外観
- 質感は値段のわりには高級感が有る。真っ黒の光沢部分と半艶のグレー部分。ケースはつや消しのブラック部分とイヤホン側と同じ半艶のグレー部分の組み合わせ。ケースに収納する時に磁力で吸い込まれてピタッとハマる。このピタッと感が気持ちいい。磁力の強さが丁度良いのだろう。
- ケースの蓋が片手で開けやすい。開け方は上にスライドさせるだけ。
- ノズルはほぼ円形。2箇所の突起がついている。最近の中華イヤホンのような太いノズルではない。円形で太くないのでイヤピは色々使えそうと思ってしまうが、ワイヤレスイヤホン用のものしか使えない。詳しくはイヤーピースの項目をご覧ください。
- AirPodsProと比べて、うどんが長いか?
- イヤーピースが6サイズ。XXS、XS、S、M、L、XL。
- カラバリ5色



右側の直線状の凹部がある。ここが感圧センサー部分。



重量
- 57.6g 片側4.8 両側合計9.7g ケース47.8g
バッテリー駆動時間と充電
バッテリー駆動時間:ノイキャンOFF12h、ノイキャンOFFケース込み48h、ノイキャンON8h、ノイキャンONケース込み32h(メーカーHPより)
実際のバッテリー駆動時間は8.5から10時間。
ノイキャンONでLDAC接続。1.5h/日で2週間以上3週間未満だったので、メーカーHPに記載のノイキャンONケース込み32hと大体一致しています。
ワイヤレス充電可能
バッテリー駆動時間は充分で、ワイヤレス充電も可能。バッテリーに強いアンカーらしい製品です。
専用アプリインストール、ファームウェアアップデート
アプリのインストール
- Soundcore – Google Play のアプリ
- soundcoreアプリ – App Store
- 両ストアの説明の「1.現在soundcoreアプリは、次のsoundcore機器のみをサポートしています」と表記されている中にLiberty 5はありませんが、これを使うようです。
- Ankerのアカウントを作らなくてもアプリを使用できます。
ファームウェアアップデート
- 最初はLDACで接続できるようにするための操作をします。その時にファームウェアのアップデートが必要になります。詳細設定-サウンドモード-「オーディオ品質優先LDAC」を選ぶと、イヤホンのソフトウェアをアップデートしてくださいと出て来るので、アップグレードを選びます。
- その後のアップデートは、アプリの右上にある歯車マークをタップし、詳細設定に入ります。一番下までスクロールすると、デバイスのファームウェア更新と書かれた場所から行います。

専用アプリSoundcoreのスクリーンショットと設定項目の説明
【注意】専用アプリのスクリーンショットとアプリでできることについては、執筆時点のバージョンに基づいています。今後のバージョンアップにより変更する可能性があります。
Soundcoreアプリは、Ankerのアカウントを作成しなくても使用できます。ただし、HearIDだけはアカウント作成が必要です。


移動モードは飛行機か車を選んでおけば、周囲環境に合わせてノイキャンレベルを自動調整してくれるらしい。
レベルを4以下にする必要がないので、これらは触らなくていいと思う。


ドルビーオーディオのON、OFFの切り替えもここで行う。





「コントロール」では、イヤホンの感圧センサーの押し込み回数ごとに割り当てる機能の変更が可能です。以下の画像はその設定画面です。








強く押しても、弱く押しても、何も変化しているように感じないので、おそらく操作練習の為の場所だと思う。

右上歯車マークをタップすると、以下のような「詳細設定」画面になります。

「サウンド補正」は、音漏れによる特定の周波数帯の現象を検知し、自動で補正する機能。


「最大音量を設定」をONにすると、プレイヤーで音量を上げても設定上の音量が出ないように制限される。


LDACをOFFにしないとゲームモード(低遅延モード)をONに出来ないので、ゲームモードを利用する人はこの画面をよく見ることになる。
「2台の機器と接続」をタップするとマルチポイント接続のON、OFF切り替えスイッチがあります。
接続履歴の中から、今接続しておきたいデバイスを2つまでONに出来ます。接続履歴があっても、オフになっているデバイスとは接続されません。接続してほしくないデバイスと勝手に接続されないので、大変使いやすく出来ています。
接続済みデバイスの一覧とチェックボックスがあるだけなので、画像は省略しています。






ウィジェットでできることは、ノイズキャンセル、通常モード、外音取り込みモードの切り替えです。
機能
アクティブノイズキャンセル(ANC)
- ノイズキャンセルの効果が大きいため、着用してから数秒で周囲のノイズがすっと消えていくノイキャン搭載イヤホンの醍醐味を体験できます。
- 装着した瞬間「これ、これ、スウッと消えるこの感じが良いんだよ」ってなって、ノイキャンが効いていることを実感できる、この瞬間が楽しいんです。
装着した直後のこの感じは、ノイキャン付きのワイヤレスイヤホンとして重要なポイントです。ノイキャンが弱いとノイズが消える快感を味わうことができません。 - 掃除機、洗濯機、空気清浄機、エアコン等の音の大半は気にならなくなります。空気清浄機は一番強いモードで動かすと消しきれませんでした。ワイヤレスイヤホンのノイズキャンセル機能は低音を中心にカットするので、空気清浄機を最強にすると消しきれません。風の音は低音では無いので。
- エアコンの音は、それに比べると音量が小さいので、ほとんど消してくれます。
- キーボードのタイピング音も大人しくなります。ガチャガチャがカタカタになるイメージです。
- 電車内ではレールと車輪の金属音は残るものの、低音ノイズがスウッっと消え、急に静かな空間に変わります。着けているだけで耳の疲労の軽減を実感できます。
- スタバ店内では食器の音や、バリスタさんが冷凍庫から氷を取り出しカップに入れる音などは消しきれませんが軽減はできます。店内のガヤガヤした喧騒は消えるので、静かな店内で店員さんが作業している音が小さく聞こえる空間になります。
- 話し声は消せる消せないと一概に言えるものではありません。性別、年齢、話し手との距離により様々です。遠くで聞こえるガヤガヤとした声はほぼ消せますが、隣の座席で話している声は聞こえます。これについては、話し方にもよります。
- この価格帯でLiberty 5より強いノイズキャンセル性能を求めるのは求め過ぎと考えます。これ以上を求めるなら、ソニーやBOSEの3万-4万円台のものを検討するのがいいと思います。
- 消し切れないノイズはあるものの、十分強いノイズキャンセルのレベルです。低価格帯のワイヤレスイヤホンのそれとは違いを感じます。
マルチポイント
アプリの詳細設定画面内の「2台の機器と接続」の部分をタップして設定します。接続履歴の中から接続しておきたいデバイスを2つまでONに出来ます。接続履歴があっても、オフになっているデバイスとは接続されません。接続してほしくないデバイスと勝手に接続されないので、大変使いやすく出来ています。
LDACとマルチポイントは併用可能です。安定しない場合はLDACの接続品質を接続優先モードにすることで大分安定します。切り替えはスムーズです。ただし、通話からLDAC再生に切り替えが起きた直後はノイズが入ることが多いです。
外音取込み機能
外音取り込み機能で聞こえる外音がとても自然で驚きました。AirPods ProやSonyの高級機じゃなくてもこれで十分と思えます。
風切り音の低減
- 最初に風切り音が聞こえてから低減されるまでに数秒の間があります。そのため連続した風切り音は低減できますが単発の大きな音には対応できません。
- 「風切り音の低減」OFFのノイズキャンセルモードなら風切り音は小さめ。外音取り込みモードでは風切り音は大き目。「風切り音の低減」をONにすると、ノイキャンモードでは変化がない。外音取り込みモードではONにしてから5秒位で外音と風切り音が共に小さくなる。「風切り音の低減」は外音集音マイクの感度を下げているようだ。ノイキャンモードでは集音マイクを外音を打ち消すだけに使っている。集音マイクの感度を下げても影響が少ない。外音取り込みモードではノイキャンと外の音全部を集めるために使っている。集音マイクの感度が下がると影響が大きい。ということではないだろうか。
- 通常モード中は、風切り音防止モードをオンにすることができません。
- ノイズキャンセルモード中に風切り音防止をオンにするとノイズキャンセルが弱くなります。
おそらく外音収集マイクの感度を鈍くさせることで、風切り音(外音)を捕えなくしているのだと思います。
ノイズキャンセルは外音を捕えて分析し、それを打ち消す音を作り、外音にぶつけて消す仕組みです。外音取り込み用マイクが鈍くなれば、当然ノイズキャンセルの機能も低下します。
イコライザー関係
「お好み診断」で自分の好みに合わせたイコライザーを作ってくれるので、簡単に好みの音の傾向にすることができます。お遊び機能かと思っていましたが、まともな動作をしています。
デフォルトで最初から20以上のイコライザーが準備されているので、いろいろ切り替えて変化を楽しむことができます。
音量制限
「音量制限」の中の「現在のボリューム」が面白い。現在の音量が何dbなのかが表示される。
「最大音量を設定」をONにすると、プレイヤーで音量を上げても設定上の音量が出ないように制限される。
最大音量の設定をOFFにして電車の中で曲を聞きながら「現在のボリューム」を見ていると、85db位になっている事がある。
電車内の騒音レベルは85dBと言われているので、曲を聴くためにはそれ以上の音量にしないと聞こえないことになる。もちろん、この85dBはノイズキャンセル機能により軽減されるので、Soundcore Liberty 5を使っている場合は、そこまで音量を上げなくても良いということになる。
ノイズキャンセル機能が弱いイヤホンだと、Liberty5より音量を上げないと曲が聞こえないことになる。相当な音量で聞いていることが予想できる。
耳の健康を守るためにも、ノイズキャンセル機能の強いLiberty 5は良い選択肢と言える。
音質
全体
イコライザーを使っていな状態での感想です。
- 音質としてはドンシャリを楽しむイヤホン。重低音の響きを感じることができるが、ややわざとらしく感じる。高音は刺さるほどではないし ボーカルも特別引っ込んでいるわけではない。
- 機械的な音に聞こえてしまうので最近のロック、ポップス、EDM、ダンス、クラブ向け。
- 初めて1万円超えのワイヤレスイヤホンを買った人はいい音と感じるはずですが、有線イヤホンで音質追求派の人にはピンとこない音かもしれません。オーディオ機材よりも曲を聴くこと自体が趣味の人には、このイヤホンはおすすめできると思います。
高音域
- かつてのAnkerはドンシャリで、高音のシャリつきを感じることがありました。Liberty 5はシャリつきは無く聞きやすくなりました。音量を上げていっても高音が刺さりにくいです。
中音域・ボーカル
ボーカルは中央か、やや奥。
有線中華イヤホンはボーカルが前に出てくるものが多い印象なので、それらを使っているともうちょっと前に出てきて欲しいと感じるかもしれません。
それらを使っていない場合は、特に不満はないと思います。Liberty 5ばかり使っていると、これでいいかなと思うようになりました。
低音域
ふくよかで弾力と厚みのある低音域。
その他
- ノイキャンオフがノーマル。ノイキャンONにすると少し空間が広がり、軽いロック向けイコライザーが効いている音になります。ドルビーオーディオをONにすると、さらに空間が広がり奥行きが表現されもう、1段階強めのイコライザーが効き始めるイメージです。
- ノイキャンオンオフ問わず、やや平面的な音の出方と感じます。
- ドルビーオーディオはゲームや映画を見るには臨場感を出してくれて良いのですが、映像無しで音楽を聴くには大袈裟な音に感じました。
- やや平面的なので、Dolby Audioをオンにしたくなるのですが、オンにすればしたで今度はやや大袈裟な音に感じてしまいます。この点が私の好みではありませんが、ドルビーオーディオはOFFにして、イコライザーを使うことで自分好みの音にすることができました。
イヤホン本体の操作性
スティック部分の窪みがある部分を押して操作します。
感圧式、かつ、デフォルト設定で操作音が鳴るので、3回押しも難しくありません。
感圧式だから3回押しが出来ますが、触れるだけのタップ式のイヤホンだと2回タップでも結構失敗します。
遅延
- ゲームモードOFFで500msくらい遅れる。動画を見ていて遅延がわかります。ONでは50ms〜80ms。これは動画では気にならないレベルです。タイミングが重要なゲームはゲームモードオンでも向いていません。これらは接続するデバイスによって違うので参考程度にしてください。
- ゲームモード(低遅延モード)はLDACを使っているとONに出来ません。
- ゲームモードをONにするためにはアプリのサウンドモードをタップして「オーディオ品質優先LDAC」から「オーディオ品質と接続安定性のバランスを取ります。」に切り替えてからゲームモードをONにします。
- LDAC接続に戻すためにはゲームモードをOFFにしてからサウンドモードをタップして「オーディオ品質優先LDAC」を選択します。
- イヤホン本体操作部分にゲームモードON、OFFを割り当てることは出来ないし、アプリから切り替えるにしても上記のような手順を踏むことになります。
- ゲームモードのONを記憶してくれない。ゲームモードをONにしていても、ケースに収納するとOFFになってしまいます。
他と比べてみる
Anker Soundcore Liberty 4
Liberty 4はウルトラノイズキャンセリングのレベルが2.0なので効果の強さに感動するレベルではありません。5が出た今、4は中途半端な買い物になると思います。
Soundcore Liberty 4 Pro
性能で選ぶなら4Proです。セールで安くなっているなら4Proを選んだ方がいいと思います。4 Proは2基のドライバーを搭載して音質面で有利です。
4 Proはケースにタッチバーを搭載していて、アプリを介さずにノイズキャンセル、外音取り込みの強度を調節可能となっていますが、私はアプリでやったらいいじゃない?と考えています。
Soundcore Liberty 5 Pro
5Proは充電ケースで操作ができるようになった。ノイキャン4.0に強くなった。マルチポイントが2台から3台になった。ゲームモード(低遅延モード)が無さそう。(言及しているレビューが見つかりません)目立つのはこれら点です。
充電ケースを使って操作するくらいならスマホを取り出すでしょう。
それ以外の部分に価格差1万円の価値があるかどうかは微妙だと感じました。
EarFun Air Pro 4+
EarFun Air Pro 4+も評判が良いのに、Anker Liberty 5を選んだ理由。
持っていないので優劣は語れませんからAir Pro 4+を選ばなかった理由を書いておきます。
ノズル形状が楕円形で互換性のあるイヤピが無さそうなのでLiberty 5にしました。純正イヤピースしか使えない機種で、イヤピースをなくしたらどうしたら良いのでしょうか?
注意点
- LDACで接続するために
LDACで接続するにためにはファームウェアのアップデートが必要でした。ファームウェアは専用アプリSoundcoreを使ってアップデートします。
iPhoneでLDAC接続するつもりで、下のリンク先のようなトランスミッターを買ってもiPhone用SoundcoreアプリにはLDAC接続をONにする項目がありません。Androidが必要です。
使えるイヤーピース、使えなかったイヤーピース
使えたイヤーピース
- 「AZLA SednaEarfit MAX for TWS」これに落ち着いています。ノズルへのはまり方がちょうどいい。ケースと干渉しない。当然充電可能。耳垢ガード付き。
- 「SpinFit スピンフィット CP1025 完全ワイヤレスイヤホン向けイヤーピース」はMLで確認。傘が短いのでLでも大丈夫そう。
- 「SpinFit スピンフィット Omni 完全ワイヤレスイヤホン&有線イヤホン向けイヤーピース」はケースに収納可能で充電可能。ただし、ケース内でイヤピが押されて曲がっている。画像参照。
- 「JVCのスパイラルドット(Spiral Dot)」は使えるが、ノズル太さに対してイヤーピースの内径が大きい。外れて耳の中に残りそう。
使えなかったイヤーピース
使えないとは
「そのイヤーピースを装着した状態でケースに入らないか、ケースから浮いてしまう。ケースにぎりぎり入るけど蓋を締めると蓋が浮いてしまう(蓋が浮くと押さえつけの力が働かないので多分充電できない)」を使えないと言っています。
- AZLA SednaEarfit Crystal 2 Standardは使えない。傘が長くてケースに入るがケースの蓋が浮いてしまう。Mサイズで確認。
- ソニーのハイブリッドイヤーピースはMサイズはケース収納出来るがLサイズは収納できない。
- SednaEarfit Max、角笛、final Eタイプ、ラディウス ディープマウントはケースに収納できない。

ノズルの装着できて、ケースにも干渉せず収納可能。充電可能。

ノズルには装着できる。
ケースに収納できて蓋も閉まり充電もできるが、ケースに干渉してイヤピが押されて曲がる。
左の青がMサイズ。右のグリーンはLサイズ。

これが装着感とケースへの収まりのどちらも良い。
良い点
- ノイズキャンセリングが強力
- 「音量制限」と「現在のボリューム」のおかげで、耳の健康を考えた音量で曲を聞く習慣ができる。
- 外音取り込みの音が自然
- 感圧センサーのおかげで誤操作が少ない
- LDACをONにしたまま、2台のデバイスとマルチポイント接続できる
- アプリ使用でイヤホン本体操作と音質調整項目を柔軟にカスタマイズ可能
- バッテリー駆動時間が長い
- ゲームモード使用時は遅延が少ない
- ドルビーオーディオで動画を見るのが楽しい
- 付属イヤーピースのサイズが豊富で耳のサイズに合わせて微調整が可能。
- 付属イヤーピースを紛失しても、他社製品で使えるイヤーピースがある。
残念だった点
- ドルビーオーディオとゲームモードを同時にONにできない。
- ドルビーオーディオとゲームモードは、ON、OFF切り替えをイヤホン本体に割り当てできない。
- ゲームモードのON、OFF操作が面倒。
- LDACとゲームモードの併用はできない(両機能の切り替えが面倒)
- 曲を聞く時にはアプリでLDACをONにして、動画を見るときにはアプリでLDACをOFにしてからゲームモードをONに。曲を聞く時にはゲームモードをOFFにしてからLDACをONにする。
- ゲームモードとLDACを時と場合によって使い分けたい人は2項目のON、OFF操作を繰り返すことになります。片方をONにすればもう片方が自動でOFFになってくれるか、イヤホン本体に割り当て可能にして欲しいです。
- ゲームモードのオンを記憶してくれない。接続する度にOFFに戻っている。ドルビーオーディオのONは記憶されている。
- ゲームモードをオンにすると、イコライザーなどの音質のカスタマイズができない。
- LDACとゲームモードの併用はできない(両機能の切り替えが面倒)
- イヤホン本体操作に音量操作を割り当てても、上げ続けたり下げ続けることが出来ない。長押しに割り当てても。何段階も下げたい場合、何回か連続で押す必要があります。
どんな人にオススメ?
- 通勤通学中の電車、バスで集中したい。
- 在宅ワークで集中して作業しながら、スマホで音声通話にも対応したい。
- 映画やライブ映像、ゲームを、まるでその場にいるかのような臨場感で楽しみたい。
- 初めて本格的なノイズキャンセリングイヤホンに挑戦してみたい。(初めての1万円超えワイヤレスイヤホンを買う人)
- コストパフォーマンスを重視。
- アプリを使わずにイヤホン本体である程度の操作をしたい人。
感想アレコレ
ガジェットとしては最高
満足度が高い。ノイキャン強い。外音取り込みがとても自然。LDACの高音質で自分の環境では接続も安定している。アレも良いこれも良い。満足できる機能の集合体。音質だけの製品よりも、入手した時の喜びのバリエーションが多い。優れモノです。米も主菜も副菜も味噌汁も漬物も美味しい、デザートまで付いてきたスペシャルな定食屋を発見したかのようです。
初めて10,000円越えのワイヤレスイヤホンとしてLiberty5を購入した場合、高性能で満足度の高い買い物ができたと感じると思います。過去に30,000円を超えるソニーのワイヤレスイヤホンを使っていた私でも、Liberty5の完成度の高さには驚きました。
ガジェットイヤホンとしては、1万円台ではズバ抜けた存在です。機能は十分で、音質も電車やバスの中で使用する場合にはこれくらいが丁度良い。ワイヤレスながら滑らかで、ある程度抜けが良い高音。情報量が多くなっても聞き分け出来る中音域。ふくよかで厚みと迫力ある低音域。外出時に使用するワイヤレスイヤホンとしては間違いのない逸品です。静かな場所で使うのであれば、イコライザーで少し調整した方がいいかもしれません。
音質
音質については悪くはないと感じています。ただし私の好みの音ではありませんでした。私には低音域の分厚さと迫力が少しきつく感じます。静かな場所で音楽を楽しむには重い音に感じます。演奏を聞いているのではなく、機械が出している音を聞いている印象です。ガジェットメーカーのワイヤレスイヤホンだと感じます。1万円以上の有線イヤホンで音質を楽しむ趣味を持っているユーザーだと、うーん?ってなる可能性があります。
ピヤホン8の方が高音域が綺麗でボーカルも適度に前に出てきます。Liberty 5は迫力がある音質だけどボーカルの表現が物足りない。艶がないと言うか機械の音。なのでEDMにはとても良く合います。
音質追求派の人には好まれない音かもしれませんが、ワイヤレスイヤホンは機能が大事という人であれば、外出専用機として活躍できます。
操作性
目立たないけれど優れているのが操作性です。感圧式センサーを採用していて、タッチ操作式(タップ操作)によくある無反応・誤操作はほとんど発生しません。もたつかずにやりたい操作をパパっとやれるのは、ワイヤレスイヤホンにとっては重要なことです。スマホを取り出さなくても曲送り、曲戻し、モード切替がテキパキ出来る。出来て当たり前と思うかもしれませんが、意外と出来ない機種は多いです。もどかしいから結局スマホを取り出した方が早い、と思ってしまうイヤホンが多いですよ。操作性の良さも外出機として重要な点です。
ゲームモードとLDAC接続の切り替えの煩わしさは、気になる人には結構気になる問題だと思います。私が一番残念だと思っているのが、この切り替えの煩わしさです。それ以外は何の不満もないイヤホンです。
その他
防水防塵と外音取り込み機能に優れていますが、運動時に使うことが主な目的なら左右が繋がっているタイプのワイヤレスイヤホンが良いかもしれません。ウォーキングでは問題ありませんが、ジョギングのように上下運動が連続するとグラつくことがあります。
お好み診断で自動イコライザーを作成するときの失敗。AとBを選んでいくときに、どちらが強調されているかで選んでしまっていました。Aの方が低音が強いからA。Bの方がボーカルが引っ込んでいるように感じるからBという選び方をしてしまっていました。本当は好みの音はどちらかで選ぶようになっています。
正しく使えば好みの音に調整できました。このお好み診断機能は重要だと思います。
さいごに
Soundcore Liberty 5はワイヤレスイヤホンに求められる機能を全部盛り込んだ高機能便利アイテムです。
特にノイズキャンセル機能の強さ、外音取り込み時の自然な外音。この2つが際立っています。
最近はオープンイヤー型、イヤーカフ型と色んな形状のイヤホンが登場しています。Soundcore Liberty 5はカナル型と呼ばれ、没入感を得やすいタイプのイヤホンです。そのカナル型であり、強いノイズキャンセル機能を活かせば自分の空間を作り出すことが出来ます。
イヤーカフ型では没入する体験は劣ります。
集中して音楽、動画、勉強をする。電車通勤・通学時の耳栓として装着して読書するのもオススメです。これらの用途で購入するなら間違いのないイヤホンです。
強いノイズキャンセル機能は、耳の健康を守るためにも重要な機能です。
ノイズキャンセルが弱いと、電車内の騒音にかき消されないよう、それ以上の音量に上げて曲を聞いています。のため、無意識のうちに耳に負担がかかるほどの音量で日々曲を聴いてしまうのです。Liberty 5であれば、知らず知らずのうちに爆音に耳をさらす可能性を減らすことが出来ます。
このイヤホンで注意したい点はLDAC接続による高音質体験はAndroidが必要という点です。iPhoneだけ、Windowsだけでは本領発揮出来ないイヤホンです。
今ノイズキャンセリング機能のあるイヤホンを持っていない。もしくは低価格帯のノイズキャンセル機能の弱いイヤホンを使っているのであれば、セールで安くなるのを待たずに買っても満足できると思います。朝の憂鬱な通勤、通学時間に気分を紛らわせることができるようになります。帰りの時間が、仕事や学校が終わって開放された気分で動画やゲームを楽しむ時間になります。「つまらない時間が楽しい時間に変わるのだから、セールを待つより早く買って楽しい時間を増やしたほうがいい」そんな考え方もあります。