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はじめに
この記事では、NuPhy Air75メカニカルキーボードを18か月使用してみて考えたこと。バッテリー残量表示機能ついて書いてみたいと思います。
なんだ、そんなことかと思うかもしれませんが、ワイヤレス製品ではバッテリー残量表示は重要です。ましてAir75は外出時の持ち出しを考慮したユニークな専用ケースを販売しています。意図を持たせた残量表示機能を搭載するか、ただ残量表示機能を搭載しているだけなのか。メーカーのセンスが分かる部分です。
NuPhy Air75のバッテリー残量はサイドライトで確認できる
LEDインジケーターの表示(バッテリーの残量表示)
100%~80%なら緑色のLEDが点灯。
80%~20%ならオレンジ色に変わる
20%を切ると赤に変わる Air75は48時間使用可能なので、最初にLEDの色が変わるのは約9時間半使用した時点ということになります。使用可能時間は39時間。 次の赤色になった時点では、使用可能時間は約9時間半となります。
オレンジ色に変わるのが早すぎませんか?
残り39時間も使用できるなら、ライトがオレンジ色に変わっても充電する気になりません。ユーザーの意識にも行動にも影響を与えないなら、オレンジ色に変わる意味は無いと思います。
オレンジ色の時間帯が長すぎませんか?
約29時間ずっとオレンジのままです。
急に赤に変わられても困りませんか
残り9時間を切ってから赤に変わっても、充電器とケーブルの準備もどうしましょう。1日に8時間使うとしてその倍の16時間。せめて残り16時間時点で赤になってくれると助かるのですが。
他のキーボードではどうでしょうか
REALFORCE R3のバッテリー残量表示
REALFORCE R3では最初の警告は残量が50%になったとき。説明書3PのLEDインジケーターのページのバッテリー残量確認欄に記載があります。REALFORCE R3は乾電池での使用で3か月使用可能。しかしREALFORCE R3は重すぎて持ち運べないキーボードです。比較には適さないですね。
HHKB HYBRID Type-Sのバッテリー残量表示
HHKBでは説明書にはバッテリーが少ない時に橙色点滅とありますが、残量何パーセントとは記載が無いようです。気が利いているキーボードだと思っていたのに意外に不親切。でもこれは乾電池使用だからなのかもしれません。使う電池によって使用可能時間が変わるから。
キーボードには思想を感じるメーカーですが、ワイヤレス製品のメーカーとしてはコレというこだわりは無いメーカーなのかも。
ロジクールMx Keys Miniのバッテリー残量表示
Mx Keys MiniはバックライトONなら10日間、バックライトOFFなら5ヵ月使用できるキーボードです。 このキーボードの場合は残量10%以下になると赤色点灯します。10%ならバックライトONで1日、バックライトOFFで15日使用可能な残量です。 赤色に点灯したらバックライトOFFにして使用を継続。タイミングを見て充電することが出来ます。早すぎず遅すぎずの良いタイミングでの点灯だと思います。
他の製品も同じような感じでした
こうやって比較すると、他社も意外と不親切な気がします。ワイヤレス製品に長けているロジクールは良い塩梅を知っているメーカーだと感じました。
さいごに
バックライト、サイドライト、バッテリーインジケーター。ユーザーに何か伝えるためのライトだと思っていましたが、飾りでしかないパターンもあるようです。
ユーザーの行動に変化を与えないバッテーリー残量表示ライトの点灯ってどうなのでしょう?