はじめに
今回はFMV Feyboard Xのファーストインプレッションです。
このキーボードはクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」において、初日に目標金額100万円を達成。締め切りまでの支援総額は7,491万9,827円に達し、2,921人が支援し話題になったキーボードです。
たくさん売れたと言ってもクラファンです。実物が世に出る前にたくさん予約が入っただけであって、製品のクオリティを示す数字とは言えません。実物はどうだったのか見ていきましょう。
2026年10月23日にFMV Accessory Appが配布開始されました。それに関して追記しました。
現在、各種設定変更は出来ません。出来ることはファームウェアのアップデートだけです。
この記事の公開時点(2026年9月23日)では専用アプリが公開されていません。そのため、普段のようなレビュー記事ではなく、使い始めて感じたことをまとめたファーストインプレッションをまとめてみました。
【注意】
- 記事の内容は2026年
9月23日10月23日時点の内容です。今後公開されるアプリに関することは、クラウドファンディングのページに記載されている内容をもとに記事を作成しています。 - 今後一般販売された場合、梱包や付属品は変更される可能性があります。取り替え用のグレーのキーキャップはクラウドファンディング限定と記載があります。
- 【追記】一般販売はブラックモデルのみとなりました。
強く感じたことは4つ
- WindowsPCメーカーのキーボードであって、キーボードメーカーのそれではない
- 部品の加工、組み立て、パッケージング、輸送のための梱包。最初から最後までの全工程が非常に丁寧に行われている製品と感じました。
- Bluetoothで使用するユーザーは不都合を感じる部分があります。
- キーマップの変更が出来るようになる専用アプリはWindowsのみ?マジで?
開封






外観



RQコードはマニュアルダウンロードサイトへのリンク。
右のRQコードを読み取ると、P/N・Serial Noが表示されてコピペ出来る。

USBドングルは底面に収納できる。




背面にあるので充電中に点灯していても眩しくない。
説明書
WEB:https://azby.fmworld.net/support/manual/keyboard/
キー配列
スペースキーの右側に「Fn」と「メニュー」キーがある。「スペース」の左側にも「Fn」がある。
ノートPCの配列としてはノーマルでも、外部キーボードとしては個性的です。
その影響でスペースキーがとても短い。
修飾キーが大きい。
エンターキーも大きい。
FMVの名を冠しているのだから、この配列になるのは理解できますが、メーカーとユーザの間で食い違いが起きそうな部分だと感じました。
購入したユーザーは何を求めて購入したのか。
ノートPCと同じ配列を望んで購入したのか。
FMVノートPCにはなんの思い入れもないが、打鍵感が良いらしいと聞いて購入したのか。
実際の購入した皆さんの目には、このキーボードのキーサイズ等はどのように見えているでしょうか。
このサイズの日本語配列キーボードはカーソルを筐体内に押し込むために、右Shiftが小さくなり「Z」の一列が左にズレるものが多いです。カーソルキーを一段下にずらすことでこの問題の対策となっています。



打鍵感
押下圧
GREEN FUNDINGのページのQ&Aには
押し始め約25g、ボトムアウト約40g程度の軽めのリニア特性を予定
とあります。
触った感じはその予定から変わっていないように感じます。軽く押し込めてしまうので、慣れないと隣のキーも一緒に押してしまうミスが発生しました。打鍵ミスが多く発生する場合は「Fn+Del」でアクチュエーションポイントを深めに変更してみるといいかもしれません。
キーストローク
3mmです。ロープロファイルメカニカルでは標準的です。
Keychron k6 heでは3.8mmのようです。(アクチュエーションポイントを0.2mm 〜 3.8mmの間で変更できるとあるので、底まで3.8mmと考えられます)
手触り
キーキャップの表面がゴムっぽい手触りになっています。ソフトフィール塗料というものが使用されているようです。
ソフトフィール塗料はべたつきませんか?
本製品に採用しているソフトフィール塗料は、一般的なソフトフィール塗料でべ
たつきの原因となる加水分解が起こらない塗料骨格になっているため、長期間使
用してもべたつきにくい設計です。
加水分解性確認試験においても、他社ソフトフィール塗料では240時間でべたつ
きが発生したのに対し、弊社採用塗料は2000時間後もべたつきは確認されてい
ません。
その他
キーの動きは大変スムーズ。底打ちするまで滑らかに沈み込む事ができます。
底打ち時に少しだけクッション性を感じます。GREEN FUNDINGのページによるとガスケットマウント構造を採用しているらしいので、それによるものだと思います。
メカニカルキーボードよりメンブレンに近い感じです。リニア軸で静音にすると、耳から入る情報が減り指から伝わってくる感触が中心になる。メカニカルが減って、そう感じるようになってきます。
総合すると大変心地よい打鍵感です。
打鍵感と使いやすいかどうかは別です。キーキャップ上面が真っ平らです。ノーマルプロファイルのように側面が富士山のように傾斜して、上面の面積が小さくなっているタイプではありません。上面が窪んでいるタイプでもありません。
隣のキーを一緒に打たない。中心を意識させる。指ざわりの良さから打鍵感の良さにつなげる。平らにするとそういった効果を捨てることになります。代わりに別の効果が生まれているのかは、今のところ実感できていません。
また、ソフトフィール塗料でコーティングされているので、指をキーキャップの上ですべらせる動きが阻害されます。ノーマルプロファイルのように真上から真下に指先を落とすように打鍵するのが良さそうです。
打鍵音
静音です。
ただし、スペースキーみたいに横に長いキーは、真ん中を叩くと静かだけど端はカチャカチャした小さな音が混ざることがあります。それでも使用時には耳障りではありません。
それよりも、一般的なキー(A, S, Dなど)の打鍵音が場所によって違うことの方が気になるでしょう。
低音でしっとりした打鍵音が出るキーと、軽い音が出るキーがあります。例えば「A」の打鍵音が軽く、低音でしっとりした打鍵音が出る「Q」「Z」とは明らかに違います。文章の途中で定期的に軽い音が混ざることになります。
これらの打鍵音は、オフィスで使用するなら周囲の音にかき消されます。神経質な人が静かな部屋で音をチェックしようとする打ち方をすると、気になるかもしれないです。
メモリー機能
入力したキーを50キーまで記憶させ、そのキーを押すことで、ワンタッチで実行できる機能です。いわゆるマクロ機能です。記憶させることが出来るきーは、F11、F12、PrtScの3つです。
この機能の特徴的な点は、スペースキーの右側にある Fn キーの役割です。約1秒待機するキーとして使用できます。このキーを使用することで、連続したリズムのある打鍵を記憶させることが可能になります。
「Win」「右Fn」「m」「e」「m」「o」「Enter」でメモ帳が起動。「右Fn」で遅らせることで動作が安定します。「Enter」の前に「右Fn」を入れたほうがいいのかも。
良いと感じたところ
日本メーカーらしい丁寧さ
届いた段ボール箱の中から出てきたのは、傷がつかないように紙で包まれた化粧箱。その中にはやはり同じように、白い紙で包まれた FMV Keyboard X の本体。
キーキャップの上面には滑らないような加工が施され、見える場所にはゲートの跡がありません。
使用時には見えない底面にも、サラサラな手触りになるように表面処理がなされています。そして、底面に貼られているラベルには、マニュアルダウンロードページへの QR コードまで印刷されています。
注1:週5日、1日8時間のタイピング使用を想定し、未使用時は電源をOFFにした条件で算出しています。ただし、使用状況 によっては、この期間に満たないで寿命に達する場合があります。
取説には真面目にこういったことまで書いてあります。 この部分はこのキーボードの弱点につながる部分なのですが、こういったことも丁寧に書いています。Androidと接続した場合のトラブルシューティングまで書いてあって、非常に細かい。
部品の製造からユーザーに届くまでが丁寧で気配りを感じました。
打鍵感
目次から「打鍵感」をご覧ください。
見た目
白い筐体に青白いバックライトが光る姿。これが美しくて使いたくなります。
白にグレーの印字が嬉しい。真っ白に真っ黒の印字は配色としてありえないと感じる性格なので、FMV Keyboard Xの色使いは気に入っています。また、付属ケーブルが真っ黒ではなく、グレーなのも好印象です。
白に真っ黒の組み合わせについての不満はREALFORCE R4の記事で触れてるので、興味があればご覧ください。
【雑談回】REALFORCE R3とのR4の違いと感想 良くなったところ、悪くなったところ
困っているところ( パームレスト )
パームレストが欲しくなりますが、丁度良いものが見つかりません。
パームレストが欲しくなる理由は2つ。
- 単純にキー上面までが微妙に高い・分厚い。
- フレームの手前側に余白がある。
2つ目の余白。これはカーソルキーが下にずれていることで生じている、スペースキー手前の余白です。
これによりカーソル以外のすべてのキーが遠く感じます。
1つ1つは許容範囲と感じても、2つが合わさるとパームレストが欲しくなります。
少し離れた場所にある、背の高い木の枝を高枝切りバサミで切りたい。地面に立って切ろうとしても、手前にある他の植物が邪魔になる。この場合、脚立に乗り高さを合わせてからカットすることになります。
これと同じ。余白があるのでキーが僅かに遠い。高さを増さないと指が動きにくいのです。
「キートップまでの高さが高い」「フレームの手前側に余白がある」「キーストロークが浅いとか深い」そういったことを単体で見ても見えてこないところです。
しかし、微妙な高さなので丁度良いパームレストが見当たりません。
ロープロファイル用のもの自体がそもそも少ない。
ロジクールのMX Keys用は薄いのですが、フルサイズなので横に長過ぎます。
HHKB、REALFORCEと合わせて使うと使いやすい20mmでは高いと感じました。
その2機種より背が低いKeychron K2 HEとREALFORCE RC1で使っている18mmのものでも僅かに高いと感じます。(手持ちの中ではKeychronの18mmのシリコンパームレストが使いやすいと感じています)
最適なパームレストに出会えていないので、現状は使いやすいキーボードとは感じていません。使いにくいとも感じていません。なんかしっくりこないなと感じています。
パームレストの高さは、筐体高さ(キーキャップ含まない)に揃うようになっているものが多いようです。私も筐体高さに合わせる使い方です。であればFMV Keyboard Xは11mmの厚さの板が候補になります。
ノートPCのように、キーキャップ上面と手首の高さを揃えたいなら20mmのものにゴム足で調整すれば大丈夫です。
高さの好みは人それぞれです。全く問題無しと感じる人もいるでしょう。
【追記】
22mmくらいで、キーキャップ上面と手首の高さを揃えるのがFMV Keyboard Xの正解のような気がしています。スタンドも立てない方がよさそうです。ノートPCを再現するようなイメージです。


K3 HEと比べても1mmくらいは背が高い。

背面は明らかにFMV Keyboard Xが高い。Keychron K3 HEはもう一段階低いスタンドにすることも出来る。
イマイチなところ
スリープまでの時間とバックライトについては、今後公開が予定されているアプリで調整可能になることを期待しています。有線で使うか、バックライトはOFFで使うことでやりくりしていくことになります。
Bluetooth接続時のバッテリー駆動時間
バックライトの消灯時:約1ヶ月
バックライトの点灯時:約8時間
注1:週5日、1日8時間のタイピング使用を想定し、未使用時は電源をOFFにした条件で算出しています。ただし、使用状況 によっては、この期間に満たないで寿命に達する場合があります。
白筐体に青白いバックライトが光る姿が美しいので、バックライトはONで使いたい。
それなのに8時間。
実際使ってみると、私の使い方ではバックライトONで2日に1度の充電ペース。1日は保つけど2日目は朝から充電の必要があります。
キーボード・マウスのマニュアル・関連アプリ(その他周辺機器のダウンロード) – FMVサポート
Bluetooth接続時のスリープまでの時間
10分無操作状態が続くとBluetooth切断されます。
どのキーを打っても再接続出来るようです。
他の多くのワイヤレスキーボードと同様に、接続完了までに打たれた数文字は入力されません。
Bluetooth接続時のバックライトがチカチカ
無線使用でバックライトONの場合、5秒放置ででバックライトがOFFになります。
ライトはONになるときに目の刺激になります。短時間でOFFになってしまうと打鍵開始のたびに光って目障りと感じます。
駆動時間を伸ばすためにも、バックライトはOFFで使うことになりそうです。
美しい姿なのにもったいない。
有線接続時では点灯が続きます。
専用アプリはWindowsのみ?
「今後、専用アプリ(Windows向け)の提供により対応予定です。」とあるように、Mac用のアプリが出ない可能性があります。
Webアプリもないの?
思考速度に、入力が追いつく。 脳とキーボードが一体化する入力体験。 FMV Keyboard X(キーボード エックス) | GREENFUNDING
このページの下の方にあるQ&A、カスタマイズの部分です。

アプリ FMV Accessory App
アプリ配布開始
2026年10月23日にFMV Accessory Appが配布されました。FMV Keyboard X専用ではなくて、新発売のFMV Mouse Xも同じアプリで管理します。
23日時点でFMV Accessory Appで出来ることはファームウェアのアップデートだけです。
FMV Accessory App Q&Aの「8.キーボードの詳細設定」にも「……アプリ上からのプリセット選択・詳細設定は現在ご利用いただけません。後日アップデートにより機能が追加される予定です。」とあります。
マイクロソフトのストアからDL出来ます。
https://apps.microsoft.com/detail/9PPCV4SCRQQQ?hl=ja-jp&gl=JP&ocid=pdpshare



アプリに望むこと
執筆時点では専用アプリが公開されていません。
GREEN FUNDINGのページから読み取れる専用アプリで出来るようになることは、キーマップの変更、バックライトの色変更、アクチュエーションポイントの詳細変更です。
Bluetooth関係も専用アプリで設定変更できるようになることを希望します。特にスリープまでの時間が10分なのは短すぎます。
残念なことに「今後、専用アプリ(Windows向け)の提供により対応予定です。」とあるように、Mac用のアプリが出ない可能性があります。Macのみのユーザーはデフォルトキーマップのまま使うことになりそうです。
ふと思ったことアレコレ
たくさん売れました
支援総額は7,491万9,827円に達し、2,921人が支援。
これは製品の良さを示すものではありません。大きな会社が資金を使い、上手に宣伝をしたことを表しているに過ぎません。
実際に使って感じたことは、小さな組織では諦めてしまいがちな細かいところまで丁寧に行われていたこと。このブログで取り上げてきた製品と比べて、製品の質の差よりも組織力の違いを感じました。
それと良くも悪くもWindowsのPCメーカーが作ったキーボードであって、「キーボードメーカーのキーボードではない」このことも強く感じたことです。
ユーザーが学びましょうよ
製品そのものはというと、メリット・デメリットは磁気軸のそれがそのまま現れていました。このキーボードだから出来る(アプリ公開で出来るようになる)メリットは、磁気軸の機能です。デメリットは磁気軸だからバッテリーをよく食う。そのため無線で使用する場合は対策が必要。その対策がBluetoothは10分で切断。バックライトは5秒消灯する初期設定。それだけやっても連続使用時間(バックライトON)は8時間です。
磁気軸を使用しているKeychron K3 HEも、スペックを見るとバッテリー駆動時間の問題を抱えています。
(Keychron K3 HEは2026年9月に発送開始された新製品です。もっと駆動時間が短いです。有線接続のゲーミングを想定しているのでしょうから、FMV Keyboard Xとは用途が違います)
【天然木の美しさ】Keychron K3 HE US配列レビュー【ロープロファイルでラピッドトリガー】
Keychron K2 HEはノーマルプロファイルでバッテリーが大きい。そのため実用上支障はありませんが、ノーマルプロファイルの筐体サイズにしては駆動時間がやや短めです。
【使いやすくて美しい】Keychron K2 HE US配列レビュー【スリープ問題改善済み】
磁気軸ゆえのやむを得ない仕様であれば、ユーザーが事前に学ばなければ購入後の不満となります。宣伝を頼まれたレビュアーが何を伝えて何を隠しているのか。視聴者はその見極めが必要です。クラウドファンディングであればプロジェクトページの内容から危険を察知できるようにならないといけない。みんなそれぞれの立場からコンテンツを作成しているのですから。クラファンに手を出すくらいであればド素人ではないはずです。見抜けるようにならないと。
磁気軸でしか実現出来ない機能なのか。そして、その機能は自分に必要なのか。ユーザーとしては、そこの見極めも重要だと感じました。
専用アプリ
そして私が見逃していた最重要ポイント。専用アプリ(Windows向け)は重大な情報だと考えています。Windowsを使っている人が圧倒的多数でも、Windowsは職場で自宅ではMac。このパターンの人はいると思います。MacBookの配列はWinと違うからMacBookに似せたいのに、キーマップ変更できないのであれば、キレる人も出てきそうです。キーマップ変更できないものに2万円以上出してしまったことになるのです。
ファームウェアについても重要で、アップデートに専用アプリ(Windows向け)が必須なら問題だと思います。
真のアップル信者はFMV印のキーボードは買わないと思うので大丈だと思いますが。
隠し事をしながら最初に注目を集めて大量に売って、後はうやむや。そんな商売を日本の企業にやってほしくないと思っています。そうならないようにMac派の人にもアップデート方法は用意してほしいものです。
【追記】
FMV Accessory App(Winアプリ)の配布が始まりました。そのアプリ上でファームウェアのアップデートを行う方式です。専用アプリはWindows向けなので、Macだけの人はアップデート不能となりそうです。アップデートはFMV Accessory Appを通さずに行う方法であったなら、Macユーザーにも希望があったのですが。
キーストローク
キーストロークは3mmとなっています。
深いと感じている人もいるとは思いますが、ロープロファイルのメカニカルキーボードで3mmは深いとは思っていません。ノーマルで4mm。ロープロで3mmが標準的だろうと。
Keychron K6 heではアクチュエーションポイントを0.2mm 〜 3.8mmの間で変更できるとあるので、底まで3.8mmと考えられます)
メカニカルではないロープロファイルキーボードやゲーミングキーボードも考慮すると、もっと浅いものがありますが、3mmは決して深くないです。
キーキャップと傾斜
キーキャップが真っ平らで、スタンドを立てて傾斜させて打鍵する。キーボードメーカーではまずやらないと思います。ノートPCのキーは平らですから、平らだから良い悪いではないのです。気になるのは平らなキーが使いやすい傾斜。何度くらいなのでしょうか。
キーキャップの形状は、何らかの効果を期待して決定されていると見ています。では、この真っ平らなキーは、どのような効果を期待しているのか?
FMV Keyboard Xは傾斜させるとキーの上面は傾斜します。
ちなみに、HHKB Studioはスタンドを立てるとAとZを含む下側2段は逆方向に傾斜し、奥3段は筐体と同じ方向に傾斜します。
・スタンドを立てると背面が高くなる。
・キーが平らのため全部のキーの上面が傾斜する。
この2つが合わさることで実際の傾斜以上に傾いているように感じてしまう。この感覚は、ノートPCを急角度のPCスタンドに乗せてタイピングしているときのようです。
スタンドを立てない。または、パームレストを使って、ノートPCのようにキーの上面と手首の高さを同じにする。そして、真上から真下に垂直に指を落とすように打鍵する。ノーマルプロファイルの打鍵のように。それがFMV Keyboard Xの正解かもしれない。




平らなキーキャップ、キーストローク、傾斜
平らなキーキャップ。3mmのキーストローク。傾斜。この3つが合わさると打ちにくく感じるようです。
ユーザーが対策できるのはキーキャップの変更。または、パームレストの厳選とスタンドを立てる立てないの組み合わせを工夫することでしょうか。
バックライト
それにしても、なぜバックライトを搭載したのでしょう?キーキャップの文字部分が透過しないので、バックライトは飾りです。搭載すれば駆動時間の短さが際立ってしまうのに。営業目線では搭載しないデメリットのほうが大きいのでしょうか。
全体的に
私はキーボードメーカーのキーボードを趣味としているので、クエスチョンマークがつく部分がいくつかあります。ノートPCメーカーらしい部分であろう箇所、そこに違和感を覚えます。疑問と違和感を覚える点はありますが良いキーボードとは思うのです。
オススメ出来る人
- 日本メーカーを応援したい
- 打鍵感の良い静音キーボードが欲しい
- 有線接続で使う
- 無線で使うけど、バックライトは使わない
- マクロ機能が欲しい
- キーマップは変更しない (アプリに期待しない)
- キーキャップを変更する費用を出せる人
- 使いやすくするためにユーザーが出来ることは、キーキャップ変更くらいです。
オススメできない人
- Macユーザー
- パームレスト不要のロープロファイルキーボードが欲しい
- 慣れる時間を必要としないキーボードが欲しい。
- この平らなキーキャップはクセがあります。
- 無線使用でバックライト点灯させたい
さいごに
届いてから1ヶ月使ってきました。クラウドファンディングで購入した金額なら、まあ良いかな?と感じています。しかし一般販売価格は約3万円。もう少し頑張れば他も見えてきます。どうしてもFMV Keyboard Xじゃないと駄目というポイントが有るのか無いのか。
- 配列
- 静音
- 磁気スイッチの機能
- ロープロファイル
これらが揃っていないと駄目なのか、見直したほうが良いと思います。
一つの強烈な問題があるというよりは、小さな違和感が積み重なっている感じです。しかしキーキャップを変更するだけでずいぶんと印象が変わります。
現時点では専用アプリがないものの、有線接続で使用するなら特別大きな不満がなく、質の高いキーボードと感じました。(妙な打ちにくさはありますが)
専用アプリでカスタマイズ出来るようになれば、さらに完成度が高いキーボードとなりそうです。
Windowsで有線。または、Windowsで無線(バックライトOFF)。この2パターンの使い方をする人にオススメできる、良いキーボードです。
近年、外国メーカーは75%配列キーボードを積極的に出してきました。それらはエンターキーの右にページ操作キー(Home、End、PgUp、PgDn)があります。それらが邪魔で、満足できるロープロファイルキーボードに出会えなかった人には救世主となりそうです。
また、日本のメーカーを応援したい人にもオススメです。REALFORCEもHHKBもノーマルプロファイルです。 FMV Keyboard Xは日本メーカーでロープロファイル。新たな選択肢が出てきて良かったなと思っています。
下のリンクはこれまでに当ブログで取り上げてきたキーボードごとに5行でまとめた記事です。
お時間のあるときにどうぞ。
【結局どれが良いの?】キーボード5行レビュー 23選
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思考速度に、入力が追いつく。 脳とキーボードが一体化する入力体験。 FMV Keyboard X(キーボード エックス) | GREENFUNDING